株主の皆さまにおかれましては、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
ここに、2025年3月期(2024年4月1日~2025年3月31日)における当社の業績についてご報告をさせていただくにあたり、ご挨拶申し上げます。
当社はデジタル分野において他企業との連携やM&Aを進めてコンソーシアム(共同体)を形成・拡大し、シナジーを創出することで企業価値を高めていく「デジタルコンソーシアム構想」を成長戦略として位置付け、「デジタルコンソーシアムで未来の社会を創造する」というビジョンを掲げ、事業を推進しております。
2025年3月期は増収減益の決算となりましたが、将来の成長に向けた取り組みを着実に進めました。2024年11月には、ミナト・アドバンスト・テクノロジーズ株式会社の新社屋が竣工し、ROM書込み能力を大幅に増強いたしました。また、2025年5月には株式会社ブレーンおよびダイキサウンド株式会社の2社を新たに当社グループに迎え入れ、デジタルコンソーシアムの拡大と事業基盤の拡充を図っております。
当社はこれまでも、中長期的な視点に立ち、M&Aおよび既存事業の着実な拡大を通じて、持続的な売上および利益の成長を目指してまいりました。過去5年、10年のスパンで見れば、当社は着実かつ力強い成長を遂げております。
今後も現状に甘んじることなく、新たな価値の創出と挑戦を続け、さらなる成長を目指してまいります。引き続き、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
<業績の概況>
2025年3月期の連結業績につきましては、ROM書込みサービス事業において書込み数量が減少しましたが、大型スポット案件を含むデジタルデバイス及びICTプロダクツのデジタル関連機器事業が好調であったことから、売上高は24,540百万円(前年同期比29.0%増)となりました。利益につきましては、前期までに実施した設備投資による減価償却費の増加もあり、営業利益は767百万円(同37.9%減)、経常利益は582百万円(同52.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は373百万円(同74.8%減)となりました。
代表取締役会長兼グループCEO
若山 健彦
代表取締役社長兼COO
相澤 均